いろいろ嫌なことが多かったパリの一人旅
私は20代後半のフリーランス翻訳家・ライターで、現在ドイツのベルリンに在住しています。今回は、旅行の失敗談としてフランスのパリを旅行したときのことをお話しします。
楽しいパリの一人旅
一人旅で旅行会社を利用せず観光し、ベルギーから鉄道を使ってフランスに入国しました。列車のチケット代は片道10,000円をきっていました。パリ市内は地下鉄での移動が便利なため、宿泊先は地下鉄の駅から近いところに決めて泊まっていました。
パリ旅行をすごく楽しみにしていたため、最上階からの昼の景色がきれいなノートルダム大聖堂、ステンドグラスで有名なセントシャペル、ライトアップされたエッフェル塔、エッフェル塔を含む絶景が見られるモンパルナスタワー、有名な絵画や彫刻がたくさん展示されているルーブル美術館などメジャーな観光スポットを片っ端から観光しました。
ものすごく怖い思いをしたパリの夜
どの観光スポットも最高の見ごたえがありましたが、エッフェル塔やモンパルナスタワーからの夜景も堪能したため、帰りが遅くなってしまいました。その帰り道で知らない男性にしつこく声をかけられたり、後をつけられたり、私が嫌がると逆ギレをされたり、相手が強引に親切にしてこようとして地図を取られそうになったりなどすごく怖い思いをして宿泊先に戻ることになりました。
また、サンタマリア大聖堂という観光スポットでも知らない男性に声をかけられて嫌がると逆ギレされたり、ミサンガを無理やり巻き付けられて恐喝にあったりしました。移動中の電車内でも自分の目の前で他の人が財布をすられるという事件に遭遇しました。
パリは観光地としては素晴らしかったのだけど…
パリを観光していたときに必ず嫌なことがあったため、せっかくの観光が台無しになってしまいました。有名な観光スポットを一通り巡ってどのスポットでも大満足して楽しい旅行となるはずだったものが、現地で知らない人たちから何度も酷い目にあったため後味の悪い旅行になってしまい、パリ・ショックになった状態で旅を終えることになってしまいました。
女性一人のパリ旅行で得た教訓
この旅行の反省点として、旅先の治安を調べて心の準備をしていなかったことが旅行を楽しめなかった原因だと考えています。このパリ旅行をきっかけに、旅に出る前に必ず現地の治安や事情を調べて何があっても気持ちの切り替えがしやすいようにし、それ以降の旅行は毎回楽しめるようになりました。
また、女性の一人旅だったため、治安の悪い国や都市ではなるべく友人などと一緒に旅行したほうが防犯になると思います。この失敗旅行の数年後に再度パリを旅行しましたが、観光スポット以外では常にイヤホンをするようにして聞こえない素振りをしたり、見知らぬ人を無視するようにして防犯していたため、そのときは楽しく旅行できました。