ハワイ旅行で日本人の気質による失敗
昨年の夏、友人と2人でハワイへ旅行に行きました。当時私はカナダ在住で法律事務所で秘書の仕事をしておりました。一緒に旅行へ行った友人は日本に住んでいたのでハワイ現地集合、現地解散という流れでした。
カナダからハワイへの移動
カナダ(バンクーバー)発ホノルル行きの直行便は少し高く、アメリカ国内で一度乗り換えるだけでかなりコストを抑えることができたので乗り継ぎ便にしました。航空会社はアラスカ航空でダラスで一度乗り継ぎがありました。金額は往復日本円で5万円ほどでした。日本から行くよりはかなり安いです。
私が海外に住んでいたこともあり、一人で飛行機に乗ることや旅行に行くことにはまったく不安な点や心配はありませんでした。友人も留学経験があり、2人とも英語力にも自信がありました。ホテルや航空券は旅行代理店を通さず、各々で手配し、かつ現地での移動手段はレンタカーが良いと思いそちらも現地についてから自分たちで手配しました。
情に弱い日本人だからこその失敗
このように旅行自体にはまったくトラブルはなかったのですが、ハワイという場所、さらに日本人であることが原因で失敗したと感じたことがありました。ハワイ内で有名なショッピングモール「アラモアナセンター」で買い物をしていたときの事です。
皆さんご存知のようにハワイには多くの日本からの観光客がいます。このショッピングモールにもたくさんの日本人がいました。そして、ショッピングモール内を歩いていたところヘアアイロンを販売する綺麗なお姉さんに英語で声をかけられました。
「髪の毛セットしてあげる!」と声をかけられ、いつもだったら知らない人に声をかけられてもシカトする人間ですが、ブロンドヘアーの小柄な若いお姉さんが素敵な笑顔で話しかけてきたので、思わず立ち止まってしまいました。
少しならいいかと思いお姉さんとお話をしながら髪の毛をセットしてもらいました。お姉さんはもちろんアイロンを購入してほしいので私たちに必死にプレゼンしていましたが私たちは一切購入する気はなく聞き流していました。なんせ価格が5万円くらいしたので。
カモ客にされた日本人観光客
そして私たちが笑顔でその場を去ろうとしたとき、お姉さんが泣きそうな顔をして「私のノルマが厳しいの、、安くするから買って」と小声で言ってきました。いやいや騙されないぞと思い、そのまま去ろうとしましたが、どんどん価格を下げて言ってきてなかなか帰してくれませんでした。
私の友人はとても優しい人なので、私にどうする?と言って来て少し心が揺れてきていました。友人が購入しようとしていたので、友人だけに払わせるのは悪いと感じ、結局私も購入しました。
たしかに物はいいと感じ何となくいい買い物をしたかもと思っていました。しかし、翌日また同じところに行った時のことでした。同じお姉さんが私たちのような日本人を捕まえて同じように「ノルマが、、」と言っていました。
完全にカモにされた気分で失敗したと心から思いました。日本人は情に弱いと思われているようなので、簡単に言われることを鵜呑みにしてはいけないと反省しました。