言葉とコミュニケーション不足で起こった恐怖体験
今から5年前、26歳の時に友人たちとタイのバンコクに3泊4日で旅行に行ったときにとある失敗をしてしまいました。それは「言葉」「コミュニケーション」ということから発生したトラブルであり、失敗でした。
やっぱり快適な日本の航空会社
成田空港からタイのスワンナプーム国際空港まで日本航空(JAL)で往復6万円という交通手段をとりました。日本航空というだけあり、乗務員さんのほとんどは日本人であり、日本語のみで数時間の空の旅を快適に過ごせました。
旅行をしたのは3月で日本ではまだ寒い時期でしたが、タイのバンコクに到着すると気温30度の常夏でした。そして手配していた送迎サービスの人と会い、ホテルにチェックインし、早速街へ繰り出しました。しかし、そこから早速言葉の壁にぶつかりました。私たちは3人揃って英語は中学校レベルでしかわからず、タイ語なんてもってのほかでした。
英語、タイ語を話せなかったばかりに起きた恐怖
そのため、街を歩く度に現地の人に話しかけられましたので言葉がわからない私たちは無視しようとしたのですが、あまりのしつこさに立ち止まってはなしだけきくことも何度もありました。もちろん、何を言っているか全くわからないのでニコニコ笑顔でその場をやり過ごそうとし、時折うなずく素振りもみせました。
すると、全く欲しいとも思わない壺を高額なお金で売りつけられてしまいました。買う気が全くなかったのでその場から走り去ろうとしましたが身体の大きな男性たちが次第に数人集まってきて取り囲まれてしまいました。
コミュニケーションがとれない女3人はただただ怖くておびえるしか無く、「怖い目に遭うならお金で解決しよう」と思ってお金を支払ってしまいました。私たちは「何もされずに済んだ」という安心感と悔しさ、悲しさ、そして虚しさをとても感じさせられました。
空港で変えてきたはずの1万円分のお金がほとんど無くなってしまいました。スリにあったという訳ではなく、「自分たちで支払ってしまった」というのが悔しさをより感じさせました。
言葉とコミュニケーションには気をつけよう
私たちは「せっかくの海外旅行だからこれも一つの思い出」「切り替えて何するか考えよう」と残ったお金でコーヒーを飲みながら話し合いましたが全く興味がなく、持ち運び方法すら困るような大きな壺を決して安くはないお金で買わされてしまった心のダメージは相当大きかったです。
数年経った今となってはあのときのあのような経験も良い思い出となっていますが、タイでの「言葉」「コミュニケーション」ということから起きた失敗を経て、「英語と現地語での最低限の言葉や断り文句」「状況が理解できないときにはうなずいたりニコニコしたりしない」「直感でヤバイと感じたときには助けを求める勇気を持つこと」を学びました。