格安ツアーの落とし穴
大学生の時に格安ツアーでロサンゼルスに行きました。たしか4泊6日で10万円を少しきっていたと思います。学生なので安いのが一番ということでツアーの会社についてとか内容についてはあまりこだわりませんでした。基本、ツアーといっても他の客と一緒の飛行機に乗るだけであとは全て自由行動なので添乗員も全くいないというツアーでした。
スーツケースがターンテーブルに来ない
成田から中華航空に乗ってロサンゼルスに到着した時に荷物が出てくるのをひたすら待っていたのですが全然自分の荷物が出てこず、しばらくすると私以外のお客さんたちのスーツケースはすべて出きって、私と一緒に待ってくれている友人だけがそのターンテーブルのところにポツンと残されてしまいました。
英語はカタコトだけでしたが空港の係の人になんとか自分のスーツケースが出てこないことを伝えられて、どういう状況なのかをひたすら待ちました。
テキサスに行ってしまったスーツケース
するとやっと係の方がやってきて、どうやら私のスーツケースはロサンゼルスに到着しないでテキサスの方へ行ってしまったらしいことが判明したんです。係員の方は慣れた様子で特に謝りもせず、早くて明日にはロサンゼルスの空港に送られてくるので取りに来てと言われてそのまま会話は終了してしまいました。
空港の手違いなのになぜ私がわざわざホテルから空港まで出向いて行って荷物を受け取らなきゃいけないのだろうとものすごく腹がたちました。でも、英語ができないので言い返すこともできずそのままになってしまったのです。
スーツケースには着替えや下着、コンタクトレンズ液、メイク用品など全てが詰め込まれていました。手荷物に持っていたのは歯ブラシと簡単なコスメだけだったので丸1日着替えもなく愕然としましたが同行していた友人が部屋着などは貸してくれたのでなんとかしのぐことができました。
安い航空会社には安いなりの理由がある
やっぱりこういう荷物の誤送はアメリカの空港では頻繁に起きているトラブルなので手荷物には、もしものことを考えて最低限の着替えやメイクとかコンタクト用品は入れておいた方がいいのだとわかり、改めて怒りがわいてきました。
翌朝、空港までエアポートバスで駆けつけて、中華航空のカウンターへいって拙い英語で説明すると、そこに私のスーツケースが無事に届いていて一安心しました。完全に紛失してしまうこともあるそうなので私はこれでもラッキーだったのかもしれません。
でも二度とこういう目には会いたくないので今度からは飛行機ももっとサービスがしっかりしている日系を使った方が良いのかなと考えています。