カナダ旅行からアメリカに帰るときに起きたトラブル
アメリカ大学在学中に夏休みを利用して、カナダ、オンタリオ州トロントに3泊4日滞在しました。往路は問題ありませんでした。復路はトロント→シカゴ→シアトルというルートでした。アメリカン航空の予定でした。シアトルに戻る日の当日、余裕をもって空港に到着しました。
空港内で目を疑う光景が!!
荷物も預け手荷物検査などすべて受けて出発ゲートで待っていました。飛行機に乗るまではまだ2時間以上余裕が有ったと思います。私は「まだ時間あるし、大学の友達や自分用にお土産でもみてこようかな」と空港内をブラブラしていました。
ふと、電光掲示板でフライトスケジュールを確認すると、私が乗る予定のフライトの横には赤文字でcancelledの文字。合格発表の受験生のようにフライト番号、便名、時間帯を何度も確認しました。無情にも突き付けられた現実はcancelled。この旅行で得たことの一つに、映画「ターミナル」の主人公の気持ちになれたことが挙げられるでしょう。
焦りながらアメリカン航空の「リトルマーメイド」の魔女アースラのような恰幅のよろしいおばちゃんに確認しました。私の前にもフライトがキャンセルになった為別便を手配してくれるよう頼んでいるジェントルメンがいました。ここで30分程待ちました。早よしてくれ~と念じながら、やっと私の番がきました。
アースラ(仮名)さんはスイマセンの一言もなく、「じゃあシアトル行の直行便に変えとくから。ターミナル違うから今から戻って」と事務的に私に告げました。フライトがキャンセルになった理由も一切ありません。「理由くらいは説明してほしいんですけど」と言いましたが、「直行便になったのに不満なの?」と返されただけでした。
ウソも方便!?命運を分けた1つの質問への対応
仕方なく別ターミナルに移動し、一度預けた手荷物を受け取ろうとしました。が、全然出てきません。ここで1時間くらい待ちました。空港スタッフにフライトがキャンセルになり、別ターミナルに移らないといけないが荷物が出てこない件を伝えました。すると、「次のフライトは何時なの?」と聞かれました。この質問が後々の対応に差をつけたと思います。
幸い次の便までは時間の余裕がありましたが、私は「あと1時間切ってるから早くしてほしい」とウソをつきました。北米では時間に余裕が有ると思われると対応をどんどん遅らされます。そして忘れられます。ウソも方便とはよく言ったものです。何度も手荷物預け係のスタッフに連絡をとってもらい、やっと出てきた自分の荷物を見つけた時は泣きそうでした。何でも別の便の荷物に紛れていたんだとか。ナニソレ怖い。
何とか別ターミナルに辿り着き、振り替えてもらったエアーカナダではまた手荷物預け代をまた$25払いました。因みにキャンセルになった便で手荷物を預けた際も払いました。さっきも払ったのに、と思いましたが、やっと帰れるという想いから何も言わずに払ってしまいました。ちなみに、結局振り替えになった便も前の便の遅延で3時間遅れて飛び立ちました。
やっぱり大事な航空会社選び、そして英語力
航空会社の評判は事前に調べておく。安いからとカスタマーサポートやサービスの評判が悪い航空会社を選ぶと金額以上の疲労感、ストレスや不安を味わいます。手荷物預け代は言えば返ってきたかもしれないのでパニックにならず、冷静に状況とレシートなどあればみせて説明しましょう。あと、状況を説明する英語力は絶対必要です。トラブルを解決しようとする時にこそ英語力は向上するし度胸もつくと実感しました。