アフリカ旅行での大雨
私の職業はフリーのライターで年齢は39歳、この時訪れた国はモロッコです。今回は旅行会社を使わずに自分で航空券、宿などを手配し、利用した航空会社はカタール航空で成田⇔カサブランカ往復で7万5千円でした。
新鮮なアフリカ旅行
今まで東南アジアやヨーロッパなどにはよく行っていたのですが、今回は初のアフリカ大陸で今まで旅していた国とは違って道路は舗装してないし、空気は埃っぽいし、街を歩いていると誰かが話してくるといったように新鮮な雰囲気があり、楽しく旅行できていました。
私の行ったルートは、青い町で有名なシャウエンから古都フェズ、砂漠ツアーに行けるメルズーガ、最大の都市マラケシュ、港町エッサウィラ、首都カサブランカと時計回りに1周するルートでした。シャウエン、フェズと観光してから、モロッコで一番楽しみにしていた砂漠ツアーが行ける街メルズーガに行く時に事件は起こりました。
まさかの大雨で交通網が大混乱
フェズには2週間ほど滞在していたのですが、最終日の前日モロッコで何年ぶりかの大雨が降り、宿の中にも水が浸水するほどでした。出発が心配になりましたが、当日は晴れて道も歩けるくらいだったので、宿のみんなに別れを告げてメルズーガ行きのバスが出るバス停へと歩いて行きました。ところが、バス停へと着くと係の人に昨日の大雨で途中の道が土砂崩れにあってしまい、メルズーガ行きは今日は出ないと言うじゃないですか。
ここのルートはバスで6時間くらいかかるため、夜行バスで行こうとしていたので、今は夜の10時…。今から宿に戻るのも面倒だったので他の方法はないか係の人に聞くと、他のバス会社だったら違うルートを通るので行けるかもしれないと言ってきます。モロッコのバス会社はCTMとスープラトゥールという2つのバス会社があって、ここはスープラトゥール。でもCTMの方に行けば乗れるかもと言うのです。
メルズーガまでの長い長い道のり
CTMのバス停はここから歩いて30分くらいかかりますが、最悪無かったらその時宿に戻ればいいやということで、CTMのバス停に向かうことにしました。そしてCTMのバス停へと行き、メルズーガ行きのバスはないかと聞くと直通はないが乗り継いでいけば行けるということで、まずは隣の街メクネスへ行くことに。
一旦乗ってしまえば後戻り出来ないので、このまま着かなかったら今日はどこで寝ようか?と不安になりましたが、とりあえず行けるところまで行ってみようということになり、バスに乗り込みました。もちろんのことながらバスの中は旅行者などおらず地元の人オンリーでかなり心配になりましたが、メクネスでラバト行きのバスに乗り、そこからマラケシュまでは列車、マラケシュからメルズーガまではバスと、結局メルズーガに着いたのは次の日の夕方でした。
最終的にはメルズーガまで着きましたが、お金も時間も余分にかかってしまい、大雨や記念日などの特別な時は事前にバスが出発するかなど、きちんと調べていく必要があるなと勉強になりました。