イタリア・ベネチアで起きた災難と学び

まだ長袖に羽織が手放せない３月も終わりの時期に女子大生２人で訪れたイタリアで、私は人生最大の危機に遭遇しました。

ベネチアの終電に気づかなかった夢のひととき

当時２０歳だった私達２人は楽しみにしていた湖に浮かぶ島ベネチアでの観光を楽しみ、昼間から夜にかけてお土産を見たりゴンドラに乗ったりと夢のようなひと時を過ごしていました。それまでもローマやフィレンチェを訪れ、最終電車が２２時頃まであることを認識していた私たちは、２０時を過ぎたあたりで、駅へ向かいましたが、そこで気づいたのです。ベネチアの終電は２０時であることを。

野宿覚悟の中に起きた奇跡

私達は焦りました。必死に持参のポケットワイファイを出しましたが充電が切れています。駅のワイファイも完備されていない状況で野宿が決定しました。

そこにたまたま現れた日本人が、大きな声で騒ぐ私達の状況を察知して、電車が発車するまでの時間、ポケットワイファイを５分程貸してくれました。その間に急いでホテルズドットコムで宿を確保し、狭い道を１５メートルほど歩くと入り口があるような宿を確保することができました。

本当に一時はどうなるかと思いましたが、どうにか生き延びた、そんな旅でした。ターキッシュ航空で１３万円ほどの航空券を使い向かったイタリアでの災難でした。

重要な情報収集とポケットワイファイ

この旅行での学びは、まず終電の時間などアクセスをきちんと把握してから旅に出るべきであるということです。大体この国の終電はこのくらいで、など決まっているわけではないのだと知ったのは大きな学びであり、今後生かして期待反省点でした。

そして、万が一調べたことと違う何かが起こってしまった時のために、ポケットワイファイは常に充電できるようにしておきましょう。私達はポケットワイファイを持参していたのにも関わらず、楽しい旅の途中でインスタグラムを載せることや写真をアップすることにワイファイの残電量を使ってしまった典型的なミスを犯しています。

ホテルに戻るまできちんと充電が備わるようにしておくことはこの旅で再確認させられた学びであると言えます。

私が旅行した際はそれほど大きな事件や治安の悪さを垣間見た機会はなかったのですが、基本的にイタリアは治安の良くない地域であると認識しています。もし旅行を検討されている場合には、帰る時間、アクセスをきちんと確保すること、そして最終手段のネットを繋げる環境（Wi-Fi）を確保しておくことを心から強くオススメしたいと思います。