アメリカ旅行で学んだ教訓
5年前の5月、アメリカのミネソタ州にいる知人を訪ねたときのことです。ANAにて成田からシカゴを経由してミネアポリス・セントポール空港に向かいました。5月のゴールデンウィーク明けは閑散期のためか空港も空いており、往復でも15万円程度だったように記憶しています。
旅先でもパソコンは必要だった
その頃はANAでマイレージプログラムのゴールドステータス取得を目指しており、ANAを頻繁に利用していました。その当時、私は博士号取得後のポスドクとして大学で働いていました。簡単に言うと研究をして論文を書き、お金をもらうという仕事です。
仕事の性質上、休みを取って旅行に行っても全く仕事をしないというわけにはいかず、論文を書く作業がどこにいても付きまとってきます。このため、旅行の際にもパソコンを必ず持って行くようにしていました。その度では軽くて使い勝手のいいことからMacBook Airを持っていきました。
大事なパソコンをリュックに入れて飛行機に持ち込んだ
どうにもならない場合を除いて、私は預ける荷物を持たずに全ての荷物を1つのリュックに詰め込んで行きます。この旅もいつもと同じくドイターのツアーライト30にMacも含めて全ての荷物を詰め込みました。Macに限らずパソコンは壊れやすいので衝撃を吸収する専用のケースに入れた上でリュックに入れました。
皆さんご存じの通り、機内持ち込みの荷物は足下またはオーバーヘッドコンパートメントに入れることができます。長時間のフライトでは足を伸ばしたいため、リュックはオーバーヘッドコンパートメントに入れました。せっかくの旅行でしたし、差し迫った締切の論文もないことから、飛行機では仕事をせずにビデオプログラムを楽しんでいました。
ホテルに着いたときに目を疑う光景が…
普段映画館に行く時間はなかなか取れないので、シカゴまでのフライトではなるべくたくさんの映画を見ようと必死でした。おかげで、シカゴからのフライトも睡眠時間となり、現地のホテルに到着するまで一度もMacを開くことはありませんでした。現地のホテルに着き、メールをチェックしようとMacを開いた瞬間の衝撃は今でも覚えています。Macの液晶画面が割れていました。目を疑いました。
衝撃を吸収するケースに入れておいたにも関わらず、画面の真ん中に縦に大きな亀裂が入っています。幸いなことにMacの動作自体は問題ありませんでした。目をこらせば文字が読めないこともないため仕事が全くできないわけではありませんでしたが、滞在期間中の仕事の効率は著しく低下しました。
今回で得た教訓
思い返してみると、オーバーヘッドコンパートメントにリュックを入れたときにMacの画面が飛行機の進行方向に対して垂直になるように入れました。隣には機内持ち込みサイズのスーツケースが入っていました。機内はそれほど混んでいませんでしたので、コンパートメントには余裕がありました。
おそらく、飛行機の離着陸時にコンパートメント内で隣のスーツケースが滑ってリュックに衝突し、運悪くMacの画面が大変残念なことになったのだと思います。海外旅行保険に加入していたので帰国後に大金をかけずに修理できたのは不幸中の幸いでした。オーバーヘッドコンパートメントに壊れやすいものを入れるときは、2つことに気をつけましょう。
1つ目は、壊れやすい向きに入れないことです。Macがコンパートメント内で水平に入っていればぶつかっても衝撃で画面が割れることはなかったでしょう。全方向壊れやすいもので無い限りは入れる向きに注意するだけで破損する確率は大幅に下がります。
2つ目は、隣の荷物にも注意することです。コンパートメントに余裕がある状態で隣に大きな荷物が入ったのであれば、壊れものだけは足下に置いておく方が無難です。壊れものをオーバーヘッドコンパートメントに入れるとロクなことがないと学んだ旅でした。