高齢の母親とのイタリア旅行でのトイレトラブル
70歳代後半の母親と一緒にイタリア旅行にいったときのことです。アリタリア航空を使ってのビジネスクラス利用のツアーを利用しました。ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港から出入りしました。今回は母親と一緒のツアーでしたので、高齢の母親のことを考えてビジネスクラスを利用することにしました。それでも、阪急交通社の格安プランでしたので、旅行代金は40万円程度でした。
母親とのイタリア旅行
今回のツアーは、イタリアを周遊するツアーで、母親はかねてより「イタリアに行きたい、みんなもイタリアがいいといっていた」と言うものですから、イタリアをじっくり10日間かけて周遊するという内容のものでした。もちろん、私一人ならなんとでもなることですけど、今回は母親がいるものですから、添乗員さん付きのツアーにしました。
母親は海外旅行自体数回行ったことがあり、外国だからといって不慣れなわけではありませんが、やはり環境が違うとどうも便通が悪くなるようです。旅行が始まって、数日たったころ、ベネチアで、イカ墨のパスタがランチで出てきました。イカは母親も大好きな食べ物ですし、おいしくいただくことができました。
ベネチアでのトイレ騒動
ランチのあとは、ベネチアの付近を自由散策となり、みんな思い思いの観光を始めました。私たちも自由散策を始めたのですが、しばらくしてから母親は「近くにトイレはないか」と言い出し始めました。私も母親もイタリア語はまったくわからず、また、どこにいったら安全なトイレが借りられるかどうかなんてこともまったくわからず、大変困りました。
母親に尋ねたら緊急事態で、お腹が下りそう、というわけです。必死にもとのランチをとった店を探して、そのなかのトイレを借りることができました。でも、残念ながら間に合いませんでした。母親曰く、「イカ墨パスタがあたったのだ」とのこと。でも、実はそのようなことはないと思われます。
海外だからこそ大事なトイレ探し
きっと、母親は失敗したことをそのせいにしたい、という気持ちだったのだろうと思いますが、仕方ありません。ただ、母親の名誉のために申し添えておきますが、母親は70歳代後半ではありますが頭もしっかりしており、排泄行動にも全く問題はありません。
このことから、高齢の母親と一緒のときには、たとえ、自由行動になったとしても、いつでもトイレだけはいけるように、あらかじめ添乗員さんに、どこのトイレを使えるか、確認してから行動をする、ということを学びました。